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重機オペレーターの仕事はきつい?重機オペレーターならではのやりがいとは!

2023年04月03日

重機と聞いて、どのような機械を思い浮かべますか?

ショベルカーやクレーン車、工場内で動くフォークリフトを思い浮かべるかもしれません。
これらの操作には専門知識や熟練した技術が必要です。

しかし、重機オペレーターは「きつい」と思われがちな仕事でもあります。
そこで、本記事では仕事の内容やきついといわれる理由、重機オペレーターならではのやりがいなどについて解説します。

重機オペレーターの仕事はきつい?重機オペレーターならではのやりがいとは!

重機オペレーターはどんな仕事?

重機オペレーターとは、工事現場などで重機を操作する作業員のことです。
一般作業員と異なり、クレーン車などの重機を専門的に扱います。
重機は資材の搬入や解体、重量物の輸送などに用いられるため、操作には最新の注意が必要です。

重機とは何か?

重機とは建設工事に用いられる大型機械のことです。
重機の種類は以下のとおりです。

・フォークリフト
・ロードローラー
・クレーン車
・油圧ショベル
・ブルドーザー
・高所作業車

これらの操作に必要な免許は異なっており、操作方法も違います。
したがって、重機オペレーターとひとくくりにすることはできず、自分が操作する重機のプロとして仕事に従事します。

重機オペレーターの仕事場所

重機オペレーターは建築工事の現場や工場、自然災害の現場などで活動します。
建物や道路を作ったり、解体したりする作業に重機が欠かせません。
広い工場内で荷物を運ぶときや災害現場でがれきを撤去するときにも活躍します。
危険な場所での活躍も多く、高い集中力で重機を操作し、現場での仕事を完遂します。

重機オペレーターがきついといわれる理由

インターネット上で重機オペレーターについて検索すると、「重機オペレーターはきつい」といった内容の記事が散見されます。
その理由をまとめると、以下の3つです。

強いプレッシャーにさらされるから

重機オペレーターは、常に強いプレッシャーにさらされています。
一日中同じ作業を繰り返すことも多く、集中力を維持するのが大変です。
集中力を欠くと、工事現場での事故につながるため、作業中は一瞬たりとも気が抜けません。

しかも、長時間座ったままで作業しますので、体力も消耗します。
座ったままの仕事であるため、腰を痛める人も少なくありません。
炎天下や寒風の中での作業もあり、そうした中で集中力を維持するのは並大抵の苦労ではありません。

常に危険と隣り合わせだから

オペレーターが扱う重機はパワーがあります。
そのため、操作を誤ると自分や周囲を大きな危険にさらしてしまうのです。
操作をミスすると、建物を傷つけてしまったり、周囲の作業員を事故に巻き込んでしまうかもしれません。

そうなると、自分や相手の人生に多大な影響を与えてしまいます。
危険と隣り合わせで作業し続けなければならないのは、とても「きつい」ことだといえます。

休みが取れないから

休みがとりにくいのも「きつい」と言われる理由の一つです。
たとえば、商店の付近で作業するときは、相手の営業を邪魔しないため、相手の休みにあわせて工事をすることがあります。

また、高速道路や鉄道などの交通機関に関連する工事であれば、それらの利用者が少ない夜間・深夜帯に工事をする必要があります。
つまり、相手の事情に合わせて工事日程が設定されるため、固定の休みを取りにくいのです。

また、工事が予定通り進んでいないときは、予定された休日であろうと出勤しなければなりません。
こういった事情があいまって、休みがとりにくい仕事になっているのです。

重機オペレーターのやりがい

休みが不定期であることや長時間座っていること、高い集中力が必要なことなど、重機オペレーターの仕事には「きつい」側面があります。
しかし、彼らは重機操作の専門家として、各現場で頼りにされる存在です。
ここからは、重機オペレーターのやりがいについて解説します。

必要とされる職場が多い

日本の作業現場で、重機は重要な役割を果たしています。
フォークリフトは重量物を移動させるのに必須の重機で日本の物流を支えています。
コンクリート道路の舗装はロードローラーなしでは考えられません。

高層建築をするにはクレーン車や高所作業車は絶対に必要です。
また、土砂を掘り返したり、トラックに積んだりする作業では油圧ショベルが、地面を整地する作業ではブルドーザーが、それぞれ活躍します。

日本全国の社会インフラを整備するため、重機は活動し続けています。
それだけ、重機オペレーターの需要も多いといえます。

機械好きにはたまらない

機械好きにとって、重機はとても人気のある機械です。
重厚な見た目と、見た目を裏切らないパワーは重機の大きな魅力といえるでしょう。
扱いに熟練すれば、重機をまるで自分の手足のように自由自在に使うこともできます。

大きな重機を使い、自分の手で建物を作るのは重機オペレーターの醍醐味といえます。
最初は更地だった現場が、徐々に完成し、最終的には立派な建物が出来上がる。
出来上がった建物を見た時の達成感は、なかなか他の仕事では味わえないものです。

まとめ

今回は重機オペレーターの仕事内容ややりがいについてまとめました。
重機オペレーターは休みがとりにくいことや長時間座っていなければならないこと、高い集中力が必要なことなどから、敬遠されがちな職種です。

しかし、日本の工事現場で重機は必要不可欠であり、それを扱う重機オペレーターの需要は大きなものがあります。
機械が好きで、建築に携わりたいのであれば、ぜひ、チャレンジしてみてもよい仕事ではないでしょうか。

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