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施工管理者が人を動かすにはどんなコツがある?効果的な8つコツを紹介

2023年12月21日

施工管理の仕事は、現場で人をうまく動かすコツをつかむことが大切です。
作業員をうまく動かせるかどうかによって施工管理者の評価が決まるといっても過言ではありません。

そこで、この記事では、施工管理のコツをご紹介します。
土木関係の業務に従事する人はぜひご参考にしてください。

施工管理者が人を動かすにはどんなコツがある?効果的な8つコツを紹介

施工管理とは

施工管理は以下の点できつい仕事だと思われています。

・長時間労働
・なかなか休めない
・体力を消耗する
・職人との交わりがむずかしい
・転勤や出張が多い
・在宅勤務ができない
・雑用に追われる
・給料が仕事に見合っていない

しかし、工事現場における作業をスムーズに、高い品質を保ち、トラブルなく進めるためには、施工管理者によるマネジメントがなくてはなりません。

施工管理に適した人

では、どのような人が施工管理者にふさわしいのでしょうか。

施工管理の仕事は、業務量が多く、しかも幅広い範囲に渡っているのが特徴です。
業務の開始時間が早く、就業が遅くなることもよくあるため、運動部に所属していたような、体力に自信のある人が向いているでしょう。

とりわけ、団体競技のスポーツの経験者は、体力的にもコミュニケーション能力的にもすぐれた人が多いのでおすすめです。

では、そういった人がうまく施工管理業務を行うためのコツをご紹介しましょう。

コツその1:職人は仲間である

職人は、部下ではありません。
仕事を進めるうえでの仲間です。

いばったり横柄な態度をとったりすることは避けなければなりません。
むしろ職人の持つ仕事への姿勢や技術をほめてあげましょう。

お互いに仲間意識があれば、居心地のよい現場は、おのずとつくられるものです。
仕事はやって当然という意識があると、ついつい自分の言動に出てしまいます。

頭ごなしに命令するのではなく、相手へのねぎらいの言葉も伝えるようにしましょう。

コツその2.職人とのコミュニケーションを密にする

あいさつや、感謝の気持ちを伝えることは、建築や土木の仕事のみならず、どのような職場でも大切なことです。
取りつきにくい雰囲気を持っていると、それが見えない壁となって職人も近づいてこないでしょう。

親しくなれば、トラブルが生じてもなにかと融通をきかせてくれることもあります。
食事や飲み会に誘ったり、休憩時間に積極的に話しかけたりするなどしてコミュニケーションを密にとるよう心がけるべきです。

コツその3.明確な指示を伝える

仕事中の指示ははっきりとした「言葉」にして伝えるようにしましょう。
言わなくてもわかるだろうと思い込んでしまうと、後々トラブルを招きます。
何を伝えたいのかをよく考えて、明快な言葉で指示を伝え、誤解を生じさせないないようにしましょう。

コツその4.時には相手と一線を引く

親しくなったあげくに「なあなあ」の関係になってしまってはいけません。
時には施工管理者として相手と一線を引くことも必要です。

職人からの要望に応えてあげることも必要ですが、できないことはできないという態度を表明することも大切でしょう。

コツその5.ストレスの少ない職場環境をめざす

適材適所という言葉がありますが、ふさわしきない現場や役職にふさわしくない人を配置すると、周囲からも本人からも不満が生じ、ストレスとなります。

職場への不満があると感じられた場合は、いち早く察知することで、ストレスを極力少なくするようにしましょう。

コツその6.自信があるようにふるまう

指示は力強く、自信を持った態度で行いましょう。
不安そうだったりおどおどしたりしていては、相手にもそれが伝わります。
特に施工現場では、自信ある態度を見せるようにしましょう。

荒っぽい人や偏屈な人も職人の中にはいるかもしれません。
頼りないと思われると、指示に従わなかったり、対立してしまったりすることもあるでしょう。
自信があるようにふるまうことは、人を動かす立場の人間にとっては大切なことです。

コツその7.熱意をもって業務を行う

管理職の覇気がなければ、部下もだらけるのはどの職場でも同じでしょう。
知識が未熟でも、真摯(しんし)な態度で職人さんに接したり、一生懸命まじめに仕事にあたったりしている施工管理者にはおのずと職人はついてくるものです。

コツその8.知識を吸収する前向きな姿勢を持つ

積極的に知識を吸収しようとする前向きな姿勢を持つことは大切です。
ベテラン職人には現場の知識や技術の面ではとてもかなわないこともあるでしょう。
だからといって後ろめたさを感じる必要はありません。前向きに知識やコツを吸収しようとする姿勢が職人の共感を得て、アドバイスをもらったり、テクニックを教えてもらったりすることにつながるでしょう。

まとめ

ここまで施工管理のコツについて解説してきました。
現場では人間関係がいかに大切であるかがおわかりいただけたと思います。
現場の人間関係が良好だと、施工管理も楽になります。

しかし、最終目的は人間関係をよくすることではなく、仕事のパフォーマンスを高めることです。
人間関係はよくなったが、おしゃべりばかりやっていて、仕事に集中できない人が増え、事故が増えたりパフォーマンスが落ちてしまったりしては元も子もありません。

メリハリをつけて、時には作業員に厳しく接し、現場に緊張感をもたせることも施工管理者の大切な役割です。

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