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施工管理 向いてない人

2023年12月21日

施工管理は、現場の管理全体を行う重要な仕事です。

それだけに、プレッシャーがかかりやすいポジションであるため、「自分は施工管理に向いていないのではないか」と不安に思う方もいるかもしれません。

今回は、施工管理に向いていない人の6つの特徴と改善するための3つの方法について解説します。

施工管理とは

施工管理は現場の作業が予定通り進むよう、全体を管理する仕事のことです。

施工管理の主な内容は以下の4つです。

・工程管理
・安全管理
・品質管理
・原価管理

決められた工期の中で仕事が終わるようスケジュールを組むのが工程管理です。

予定を重視しつつも、作業員の安全は守らなければなりません。

施工管理者は工事現場で事故が起きないよう、防止するための活動や現場のパトロールなどを行います。

いかに予定通りできても、クライアントの品質面での要望を満たせていなければ意味がありません。

品質管理は建物や工作物がクライアントの要望通りに作られているか確認する重要な業務です。

予定内で工事が進んでも、予算をオーバーしてしまえば会社に損失を与えてしまいます。

施工管理者は資材発注や追加工事が予算内で実施できるよう、スケジュールを管理します。

施工管理に向いていない人の5つのタイプ

施工管理の仕事は幅広いため、仕事が必ずしもうまくいくとは限りません。

そんなとき、自分は施工管理に向いていないと思うかもしれません。

ここからは、施工管理に向いていない人の5つのタイプを紹介します。

コミュニケーションが苦手な人

1つ目のタイプは、コミュニケーションが苦手な人です。

工事現場では、さまざまな人が働いています。

工事全体を統括する施工管理者は、現場にいる色々な立場の人と会話し、時には指示を出さなければなりません。

特定の人とだけ話せばよいというわけではなく、時には年上の人とも積極的にコミュニケーションをとる必要があります。

コミュニケーションが苦手な人は、施工管理者に向いていないかもしれません。

指示を出すのが苦手な人

2つ目のタイプは、指示を出すのが苦手な人です。

現場の責任者である施工管理者は、リーダーシップをとって作業員に指示を出さなければならない立場です。

相手が受け入れやすいよう、的確な指示を出すのは決して容易ではありません。

場合によっては、指示を巡って現場の作業員と衝突するかもしれません。

指示を的確に出せない人は、向いていないかもしれません。

スケジュール管理が苦手な人

3つ目のタイプは、スケジュール管理が苦手な人です。

施工管理の業務は多岐にわたりますが、最も重要なことは工期内で工事を終わらせることです。

そのためのスケジュール管理が苦手というのであれば、管理者として不向きだと言わざるを得ません。

一つのことを気にしすぎてしまう人

4つ目のタイプは、1つのことを気にしすぎてしまう人です。

業務が多岐にわたる以上、全てのことが上手くいくはずがありません。

いつまでも1つの失敗にこだわってしまうと、作業工程全体に目が行き届かなくなる可能性があります。

常に試行錯誤して考えることは大切ですが、気にしすぎて身動きが取れないようであれば本末転倒です。

定時に帰りたい人

5つ目のタイプは、定時に帰りたい人です。

工事現場は、常にイレギュラーと隣り合わせです。

資材が届かなかったり、従業員が急病で不足したりと想定外のことは毎日のように発生します。

時には、残業をしてでも工期の遅れを取り戻さなければなりません。

どうしても定時に帰りたいのであれば、施工管理以外の仕事を選んだほうがよいでしょう。

改善するための3つの方法

向いていない部分が自分に当てはまっていたとしても、改善する方法はあります。

ここからは、不向きな部分を改善するための3つの方法を紹介します。

ハッキリとあいさつする

1つ目の方法は、ハッキリとあいさつすることです。

あいさつはコミュニケーションの基本ですので、他の作業員と接するときの基本中の基本となります。

毎日、現場であいさつをしながら自分の顔を売っていくことはとても大事なことです。

一人ひとりの作業員とコミュニケーションをとるのは、それからでも遅くありません。

物事を順序だてて考える

2つ目の方法は、物事を順序だてて考えることです。

施工管理で問題が発生した際、状況を整理して冷静に対応策を建てる必要があるからです。

いきなり物事を順序だてて考えるのは難しいため、色々な状況をシミュレーションしつつ、偶発的な事態に対応する訓練を積みましょう。

経験が不足しているために想定できないことについては、職場の先輩などに聞いて、どのように対処したか、過去の事例を教えてもらうことも効果的です。

深く考えすぎないようにする

3つ目の方法は、深く考えすぎないようにすることです。

施工管理をしていると、どうしても人間関係のトラブルが起きることがあります。

そうしたトラブルはストレスになるため、何とか解決しようと行動しがちですが、時間が解決してくれることもあります。

相手の言葉をすべて真に受けてしまうと、精神的ストレスが大きくなるかもしれません。

ときには、敢えて鈍感になり、深く考えすぎないことも大切です。

まとめ

今回は施工管理に向いていない人の5つのタイプや改善するための3つの方法を紹介しました。

施工管理は多忙な業務ですが、非常にやりがいのある仕事でもあります。

向いていないと悩む方もいますが、日々熱心に仕事に取り組んで経験を積むうちに悩みが解決することもあります。

困ったときはあまり考えこまず、職場の先輩や同僚に相談して、一人でため込まない方がよいでしょう。

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