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バックホウ運搬用のトラックについて解説!必要な資格についても説明
2022年12月24日
建設・土木現場にはさまざまな重機が活躍しておりその中にバックホウもあります。
そして、そのバックホウなどを運ぶのが重機運搬車です。
この車は「産業機械運搬車」として分類されており大きく2種類に分けられます。
しかし、現場に慣れていない方にとっては、その違いなどもよくわからないでしょう。
そこで今回は、バックホウを運ぶ車について解説し、この車を運転するために必要な資格についても説明します。
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バックホウを運搬するトラックとは?
建設現場や土木現場にはさまざまな資材やバックホウを始めとする重機が持ち込まれ工事が進められています。
これらはすべて自走できないのでトラックなどで持ち込まれているのです。
土や砂利を運ぶのはダンプカーですが、建設機械は重機運搬車で運びます。
重建機だけにとどまらず、各種産業車両からときには戦車まで運ぶ場合もある車の荷台は幅広でさらに奥行きも十分に確保されたフラットな構造です。
バックホウを運搬するトラックの分類
バックホウを運ぶ車は、セーフティローダーとセルフローダーの2種類です。
どちらも自走できない産業車両やバックホウなどの重建機などを積載物として乗せるため、一般的にはウインチを搭載しています。
また、中にはクレーンを搭載している車もあります。
近年では大型車が増えていて、2種の中ではセルフローダーの方が若干多く見かけるようです。
それでは、これらの車はどのような特徴があるのでしょうか?
少しでも興味がある方はぜひ、説明会へいらしてください!
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【バックホウ運搬トラック】セルフローダーの特徴
基本的には大型車が多いものの、街中でも操作しやすいコンパクトな中型車、小型車もあります。
大型車には「鳥居分離型」と「鳥居一体型」があり。後者の方が空間が広く積載量も増える傾向にあります。
ジャッキで車体を傾斜|はるか高くまで持ち上げ可能
セルフローダーは、運転席後部にある大きなジャッキを用いて前方のキャビン部を持ち上げ車体を傾け、積載物を積み込みます。
その大きなジャッキは「クレーン付きのトラック」に搭載されているようなものです。
しかし、クレーン付きのトラックのものと比べると、さらに高くにまで持ち上げられます。
歩み板のスロープで車両を積載
車両の運転席部が持ち上がれば、後輪が支点となり、後ろ側が低くなるのでスロープのように緩やかになります。
しかし、それでも車両の荷台部分は地上に届きません。
そこで、「歩み板」と呼ばれる板をスロープの下部に置きます。
自動的に歩み板が下がる車両もあり、リモコンなどで作動できます。
【バックホウ運搬トラック】セーフティローダーの特徴
この車は、車両の前方部分が持ち上がらずに、荷台部だけが傾斜およびスライドする仕様になっています。
乗用車や産業車両を安全に積み下ろしでき、効率のよい運搬を実現した運搬車と言われています。
「荷台」「ウインチ」など多種多様なタイプ
セーフティローダーには何種類かあって、荷台自体が下がって地面に降りて平行になり車両を積み下ろしできる車、大型のエアサスを搭載した車、ウインチやクレーンを搭載した車などがあります。
また、セルフローダーに比べ、サイズのラインナップも豊富です。
このように、多種多様な車があり幅広い選択肢から用途にあった1台を選べます。
後方にスペースが必要|スペースがない事務所などは要注意
荷台を後方にスライドさせて積み下ろしする車の場合は、後方に荷台が伸びるので、積み下ろしの際、後方に比較的広い空間が必要になります。
空間があまりない事業所、マンションの駐車場など狭い場所での使用には、寸法に十分注意して車両を選ぶ必要があります。
具体的には荷台の後ろにトラック1台分以上の空間が必要です。
2種類のバックホウ運搬トラックはどう違う?
この2種類の一番大きな違いは、車体全体が傾き、前方キャビン部が持ち上がるのがセルフローダーです。
一方前方キャビン部は持ち上がらずに傾むかず荷台のみが傾くのがセーフティローダーと呼ばれています。
また、セルフローダーは中型から大型車が多く重機の搬送が主な用途ですが、セーフティローダーはラインナップが豊富で乗用車から重機、時には戦車に至るまで車両全般の搬送を行います。
【バックホウ運搬トラック】運転時に必要な資格
バックホウを運搬するトラック運転時に必要な免許は以下の通りです。
所持免許 | 最大積載量 | 車両総重量 |
普通自動車免許 | 3t未満 | 5t未満 |
中型限定免許 | 5t未満 | 8t未満 |
中型自動車免許 | 3t〜6.5t | 5t〜11t |
大型自動車免許 | 6.5t以上 | 11t以上 |
セルフローダーは現在の車両の需要などを考えると中型自動車免許はあった方がよいでしょう。
また、セーフティローダーは、大きさのラインナップが豊富な車両ですが、最も小さな機種でも中型限定免許がなければ運転できません。
その理由は車体重量で、小型の車でも鉄フレームの荷台重量がかさみ、車両総重量が5t近くあるからです。
まとめ
バックホウを運ぶ車は、多くのメーカーからさまざまな車が販売されています。
それらの車の中から目的にあった車種を選びましょう。
運搬するバックホウは一度に何台くらい運ぶか、ほかに載せるものはないか、などによって装備品や最大積載量を決めます。
また運搬車には2種類ありますが、セルフローダーは「キャビンが持ち上がって、トラック全体が傾斜する」。
セーフティローダーは「荷台部分だけが後ろにスライドして車両の積み下ろしを行う」と覚えておくとよいでしょう。
巴山建設は、東京都多摩地区を中心として土木工事を行う会社です。
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