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重機を建機との違いから説明!種類や必要な免許についても解説

2022年12月17日

工事現場ではよく見かける重機ですが、重機とはどのようなものなのでしょうか。
重機に馴染みがない方も多いでしょう。
意外と知らない重機の定義から、種類について解説します。
重機の操縦に必要な資格についても紹介するので、気になる方はぜひご覧ください。

 
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重機を建機との違いから説明!種類や必要な免許についても解説

重機とは有人操作の建設機械

「重機」とは建設機械の意味である「建機」とも言い換えられ、建設、土木、運搬業務で使用する機械です。
言葉のイメージとしての「重機」は、それらの機械の中でも、重量がある大型の機械を示している印象が強いでしょう。

「重機」の正確な意味ですが、「人間が1人から2人乗り込み操作する車両」と定義づけされています。
この定義に基づくと、「重機」は有人操作の車両である建設機械に分類できます。
そのため、「重機」は建機用機械類のすべてである「建機」の要素といってよいでしょう。

ただ、一般的には正確に区別して使われていないケースが多く、重複して使われているのも事実です。
ですので、その場の状況に応じ、柔軟に言葉の意味を捉える必要性があるかもしれません。

重機の主な種類は3つ

重機といわれるものにはいくつか種類があります。
その中でも、主に使用される種類を3つ挙げます。
いずれも建設現場でよく目にする代表的な重機です。

①油圧ショベル

土砂を掘るための自走式機械です。
腕状の構造であるブーム(上腕部)やアーム(前腕部)に加えて、先端にはバケット(容器)などのアタッチメント(交換装着器具)が取り付けられています。
油圧によりこれらが作動し、掘削する仕組みです。

クローラー(キャタピラー)で走行するタイプと、ホイール(車輪)で走行するタイプの2種類があります。

②ブルドーザー

土砂を掘ったりならしたりする自走式機械です。
車体の前面に、ブレード(排土板)が取り付けられています。
ブレードでかきおこした土砂を、そのまま前進しながら押し出す機能を持ち、盛土や整地の作業で活躍します。

クローラー(キャタピラー)で走行するタイプです。

③ホイールローダー

土砂を積み込んで運搬する自走式機械です。
車体の前面にアームとバケットが取り付けられています。
油圧ショベルと比べると、一度に積み込める土砂の量は多いです。
掘進力はブルドーザーと比べると弱いので、前進掘削する作業にはあまり向きません。

ホイール(車輪)で走行するタイプです。

大型解体工事で使われる重機の種類は3つ

大型解体工事においては、特別な重機を使用する場合があります。
通常の重機では届かない、高さのあるマンションやオフィスビルなどを対象にした工事で活躍する重機です。
代表的な3つの種類をご紹介しましょう。

①ロングアーム

通常より長いアームを装備している、油圧ショベルなどの重機です。
2階建て以上の高さがある建物の解体で、使用します。

②ツーピースアーム

通常よりアームの部位が1つ多く、2つの部位のアームを装備している、油圧ショベルなどの重機です。
ロングアームより更に高い、15m程、5階建て程度の高さまでの解体で使用します。

③マルチブーム

アームの接合部が複数あり、アームの取り付けで腕の長さを伸ばせる、油圧ショベルなどの重機です。
ツーピースアームより更に高い、40〜50m程、10〜17階建て程度の高さまでの解体で使用します。

 

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重機を操縦するために必要な免許とは?

重機を操縦するためには、免許や資格の取得が必要不可欠です。
大きくは、免許・運転技能講習・特別教育に分けられます。
扱う重機に応じて必要となる免許は多種多様にありますが、主要な免許としての6つを紹介しましょう。

①フォークリフト運転者

フォークリフトを操縦するために必要な資格です。
運転技能講習の受講で最大荷重1t以上、特別教育の受講で1t未満のフォークリフトなどが、運転・操作可能になります。

実はフォークリフトは、取得が容易な国家資格といわれており、優先して取得しておきたい免許資格といえるでしょう。
18歳以上であれば年齢制限がなく、講習の受講後の試験で大半の方は合格されているようです。

②車両系建設機械運転者

広範囲に渡る重機の運転や操作が可能になる資格です。
その重機の種類は、油圧ショベル・ブルドーザー・ホイールローダー・トレンチャー(溝掘機)などさまざまなものが該当します。

機体重量3t未満の小型車両系から機体重量3t以上の車両系建設機械までの、多くの種類を運転・操作できるようになるのです。

③不整地運搬車運転者

不整地運搬車を運転するために必要な資格です。
運転技能講習の受講で最大積載量1t以上、特別教育の受講で1t未満の不整地運搬車が、運転可能になります。

④移動式クレーン運転士

移動式クレーンの運転や操作をするために必要な資格です。
吊上荷重5t以上を含めたすべての移動式クレーンの運転や操作が可能になります。
小型移動式クレーン運転技能講習の受講であると、吊上荷重が1t以上5t未満、特別教育では吊上荷重が0.5t以上1t未満の移動式クレーンが、運転・操作可能になります。

⑤ショベルローダー等運転者

ショベルローダーの運転や操作をするために必要な資格です。
運転技能講習の受講で最大荷重1t以上、特別教育の受講で1t未満のショベルローダーが、運転・操作可能になります。

⑥高所作業車運転者

高所作業車の運転をするために必要な資格です。
運転技能講習の受講で作業床の高さ10m以上、特別教育の受講で作業床の高さ2m以上10m未満の高所作業車が、運転可能になります。

まとめ

本記事では、重機について解説しました。
今回の記事で、重機の定義や種類への理解が深まったでしょう。
重機の操縦に必要な資格についても紹介しましたので、建設現場等で重機の操縦を考えている方は、ぜひともこの記事を参考にしてください。

 

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